尿の病気に使用する漢方薬

中国では、腎臓や泌尿器、生殖器などを含めた「腎」が最も大事にされ、漢方薬の5〜6割が「腎」に関する薬だと言われています。
尿の症状に処方する漢方薬には以下のものがあります。

●水分の代謝異常に五苓散

水の代謝をよくする茯苓など5つの漢方生薬が配合されています。
のどが渇いて水分を飲みたがるが、尿量が少ないような場合に処方します。
つまり、体内の水分吸収・排泄の代謝がうまく調節されない状態で、これに伴うむくみや下痢、頭痛、悪心などに用います。


●腎の機能低下、老化現象に八味地黄丸

血液を増やす作用があり、血行障害やホルモン分泌障害にも効果がある地黄(ジオウ)など8種類の漢方生薬が配合されています。
腎臓や泌尿器、生殖器などを含めた漢方でいう「腎」の機能低下や老化現象に効果があり、男女更年期や老人の糖尿病やインポテンツ、排尿困難頻尿むくみなどの症状によく用いられています。


●尿が出にくい症状に猪苓湯

のどの渇を止め、利尿作用のある猪苓など4種類の漢方生薬が配合されています。
尿量が減少し、尿が出にくく、排尿痛あるいは残尿感がある症状に処方されます。
体を冷やす生薬を中心とした配合となっていますので、膀胱炎など炎症を伴う症状には向いていますが、冷えを伴う症状には適しません。


●子供の夜尿症(おねしょ)、体質改善に小建中湯

痛みを取り、神経安定作用のある芍薬(シャクヤク)など体を温め、緊張を柔らげる作用のある漢方生薬が配合されています。
体質虚弱で疲れやすく、頻尿を伴う子供の夜尿症おねしょに効果があります。


●体質虚弱な女性の排尿異常に当帰芍薬散

女性の宝といわれ血の巡りを改善する当帰(トウキ)など6種類の漢方生薬が配合されています。
冷え症貧血気味の女性に処方され、体を温め血行を良くし、また排尿回数が多く尿量減少し喉が渇く症状に効果がありあます。

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