尿失禁(尿漏れ)を治すトレーニング!「骨盤底筋体操」

骨盤底筋体操は、ご家庭で簡単にできるトレーニングです。
骨盤底筋と呼ばれる筋肉を鍛えて、尿道の閉まりをよくすることで尿失禁(尿漏れ)を防止します。

骨盤底筋とは?

骨盤底筋とは、恥骨と尾底骨の間をつり橋のようにつないでいる筋肉です。
骨盤底筋
膀胱、直腸、さらに女性の場合は膣、子宮が落ちてこないように下から支える役割をし、また尿道、肛門、さらに女性の場合は膣を閉める役割をしています。
ですから、この骨盤底筋が弱くなると、尿道が緩みがちになるので、尿失禁(尿漏れ)の原因になるのです。


骨盤底筋体操のトレーニング方法

おならを我慢する要領で肛門の周辺の筋肉を閉めます。
肛門周辺の筋肉が引き締まるのを感じることができると思います。

肛門を閉めたまま、おしっこを止めるようなイメージで尿道(女性の場合は膣の周辺)の筋肉も閉めます。
陰部全体を体の中に引き上げる感じで行って下さい。

そのまま5〜10秒間我慢した後、ゆっくりと力を抜いて緩めていきます。

これを10回繰り返して1セットとし、1日5セット以上行いましょう。
特に尿失禁(尿漏れ)が気になる方は、8セット以上行いましょう。
そうすれば、早い人で1ヶ月、遅くても3ヶ月で効果が現れます。

骨盤底筋体操はどんな姿勢でしてもかまいません。
椅子に座ってテレビを見ているとき、就寝前や起床後に仰向けになっているとき、料理をしているときや食器洗いをしているときなど、様々な生活シーンで行って下さい。

また、尿失禁(尿漏れ)が改善したからといって骨盤底筋体操をやめてしまうと、筋肉ですから当然また弱ってきます。
ですから、回数を減らしてもよいので、毎日続けることが大切です。


高齢者に多い尿失禁(尿漏れ)の悩み

高齢者の失禁として最も一般的なものは、「切迫性尿失禁」です。
切迫性尿失禁は、急におしっこがしたくなり、我慢できずに漏らしてしまう症状です。
膀胱に少しでも尿が溜まるとすぐにトイレに行くようになるため、頻尿にもなります。

●切迫性尿失禁の原因

正常な状態では、一定量の尿が膀胱に溜まると、膀胱が縮まっておしっこがしたくなるのですが、切迫性尿失禁では、膀胱に尿が溜まっていなくても、膀胱の筋肉が収縮してしまいます。
このような状態を「不安定膀胱」といいます。

また、一定量の尿が膀胱に溜まると、おしっこをしたくなる訳ですが、これは尿が溜まったという情報を受けた脳が、排尿をコントロールしている括約筋を緩めるように命令するためにおこる反応です。
ですから、脳や脊髄に異常がある、いわゆる「神経障害」の状態であると、括約筋は正確な指示を受けることができなくなるため、頻尿などの排尿障害がでます。

その他、排尿に携わる器官が炎症を起こし、「おしっこがしたい」と感じる神経が敏感になる「知覚神経過敏」も原因の1つです。


女性に多い尿失禁(尿漏れ)の悩み

尿失禁(尿漏れ)は男性より女性に多く見られる症状です。
なぜなら、男性にはチンチンがあるので、尿道が約20cmの長さがあるのに対して、女性は尿道が約3cmと短いからです。
また、男性は尿道の周りを前立腺などの組織で固定されているので安定していますが、女性には前立腺などの尿道を支えるものがありませんので不安定です。

●女性の尿失禁(尿漏れ)の原因

女性の尿失禁(尿漏れ)で最も一般的な原因は「腹圧性尿失禁」で、女性の4割以上もがこの症状に悩まされているようです。
腹圧式尿失禁は、階段の登り降りや重い荷物を持ち上げたときなど急にお腹に力が入ったときに少量の尿が漏れてしまう症状です。
年をとるとともに尿道を閉める括約筋が弱ってくることが主な原因です。
ですから、腹圧性尿失禁の方は、骨盤周辺の筋肉を鍛えるトレーニングをすると効果的です。
また、膀胱がいっぱいになる前に、意識的にこまめに排尿するようにしましょう。


尿漏れの原因、尿漏れの種類

尿失禁、俗に言う尿漏れは、尿の排出をコントロールできない状態のことをいいます。
尿漏れは、高齢者では3人に1人が悩まされているようですが、若い年代でも見られます。
また、男性よりも女性に多く見られます。

●尿漏れの種類と原因

原因や症状によってさまざまな種類があります。
一般的な尿失禁には「切迫性尿失禁」と「腹圧性尿失禁」があります。
その他、「溢流性尿失禁」や「機能性尿失禁」などがあります。

切迫性尿失禁は、突然強い尿意におそわれ、我慢できずに尿漏れを起すタイプの尿失禁です。

腹圧性尿失禁は、咳やくしゃみ、重い物を持ち上げるなど瞬間的に腹部に力がはいり、膀胱が圧迫されることで尿漏れを起こすタイプの尿失禁です。

溢流性尿失禁は、尿の流れがつまったり、膀胱を締めて尿が溢れ出ないようにする膀胱の筋力が落ちることで、少量の尿漏れを起こすタイプの尿失禁です。

機能性尿失禁は、体が動かせない状態であったり、アルツハイマー病などの認知症になっているなど、体の機能が原因で尿漏れを起こすタイプの尿失禁です。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。