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子宮内膜症による尿の症状

子宮内膜症とは、子宮の内側を覆っている子宮内膜が子宮以外の場所にできることによっておこる症状です。
子宮内膜は本来受精卵が着床して発育する場所であり、月経周期と共に増殖し、妊娠しないと子宮内膜は剥がれ落ちて出血して血液と共に体外に排出される、いわゆる月経(生理)が起こります。
この子宮内膜が何らかの原因で卵巣や卵管、腹腔内、直腸、膀胱などにできてしまい、子宮での月経サイクルと同様に、増殖して剥がれ落ち出血するというサイクルを繰り返してしまうのです。

子宮内膜症が尿に影響を及ぼす原因

子宮内での出血は、膣から体外へと排出されますが、他の部分での出血はもともと血液を体外に排出するような構造になっていませんので、血液が体内に溜まってしまい、この古くなった血液が他の器官との癒着を引き起こして、この部分が傷みの原因となります。
これが膀胱子宮内膜症や尿管子宮内膜症のときには、頻尿、排尿時の下腹部痛、排尿痛、血尿などの原因となるのです。
また、尿管子宮内膜症が尿管を閉鎖してしまうと、尿路結石の時と同じように尿の流れを妨げてしまうので水腎症を起こしてしまうことがあります。
子宮内膜症が腎臓や尿道にできることもありますが、稀なケースです。

子宮内膜症の治療法

子宮内膜症の治療には、ホルモン療法、手術療法があります。
ホルモン療法は、月経をコントロールしている女性ホルモンの分泌を止めたり働きを抑えたりする作用のあるホルモン剤を服用して、月経を一時的に止めてしまうことで、子宮内膜が増殖、剥離するのも抑えて症状を緩和する方法です。
あくまでも症状が治まるだけであって、子宮以外にできた異常な子宮内膜自体が消えたり改善されたりといった根本的な原因が解決する訳ではありません。
また、月経を止めてしまうのですから、当然正常な子宮の働きも止められますので、妊娠を希望する女性には用いられません。

手術療法は、子宮内膜症の原因となっている病巣を摘出する方法です。
手術ですので当然入院が必要で、開腹手術をによって腹部に傷跡が残ります。
最近では比較的体への負担の少ない腹腔鏡による手術を行うケースも増えています。
病巣を取り除きますので完治する可能性は高いですが、見えない病巣が残っている場合には再発することもあります。

子宮内膜症の病状の進行状況や妊娠の希望の有無などによって治療方法も変わってきますので、医師とよく相談してされぞれに合った治療方法を選択して下さい。


子宮筋腫によっておこる頻尿

子宮筋腫とは?

子宮筋腫は、女性ホルモンの影響を受けて子宮の筋肉細胞が増加・腫大してこぶのように盛りあがる病気です。
良性腫瘍ですのでがんに発展したり他の臓器に移転する心配はなく、30歳以上の女性の20〜30%にみられる一般的な疾患です。
子宮筋腫によって引き起こされる症状は、不妊症や流産、早産、月経痛、腰痛、腹部の張り、貧血などがあります。


子宮筋腫と頻尿の関係

子宮筋腫の大きさは顕微鏡で見ないとわからないぐらいのものから、数十pほどの大きさになるものもあるのですが、子宮筋腫ができる場所や大きさによっては頻尿になることがあるのです。
というのは、膀胱は子宮のすぐ前方に位置するため、子宮筋腫が子宮の前方にできて外側に出っ張ると膀胱が圧迫されて、その刺激によってたびたびおしっこがしたくなる頻尿の症状が現れるのです。
ちなみに、子宮筋腫が子宮の後方に出っ張ると腸が圧迫されて便秘になります。


子宮筋腫の治療

子宮筋腫は良性腫瘍ですので、症状がなければ特に治療の必要はありません。
食事内容や生活習慣を見直して、子宮筋腫の進行をなるべく遅らせるよう努力することです。
しかし、症状がひどい場合は手術によって子宮筋腫を取り除いたり、ホルモン療法で子宮筋腫を縮小させる必要があります。
子宮筋腫は女性ホルモンのエストロゲンによって影響を受け、閉経後には縮小していきますので、閉経を迎える女性の場合はすぐに手術をせずに経過観測していれば症状が改善することもあります。
また、桂枝茯苓丸や当帰芍薬散などの婦人薬の漢方薬の服用で症状が改善することもあります。





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